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第8回内装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
レアツェブ合同会社、更新担当の中西です。

第7回「サステナブル内装の実例紹介&費用感」に続く、第8回内装工事雑学講座は、**「暮らしを快適にする防音・吸音リフォームのポイント」**をお届けします。集合住宅やリビングでの生活音トラブルを解消し、家族みんながリラックスできる空間づくりのコツを解説します♪


1. 防音と吸音の違いを理解しよう

  • 防音:音の「伝わり」を遮る。壁や床を遮音材で強化して、隣室への音漏れを防止。

  • 吸音:室内の音を「吸収」して反響を抑える。天井や壁に吸音パネルを設置し、こもり音を軽減。


2. 部位別おすすめ工法

(1) 壁の防音リフォーム

  • 遮音シート+石膏ボード二重貼り
    遮音シート(厚さ2mm程度)を既存壁に貼り、上から石膏ボードを二重貼り。

  • 費用目安:6畳一面あたり約12~15万円

(2) 床の防音リフォーム

  • 防振マット+置き敷きフローリング
    防振ゴムマットの上にフローリング材を置くだけの簡易施工。

  • 費用目安:6畳約10~12万円

(3) 天井・壁の吸音リフォーム

  • 吸音パネル(ファブリックタイプ)
    パネル裏面のウレタンフォームが音を吸収。デザイン性も高く、インテリアに馴染む。

  • 費用目安:1枚(600×600mm)約1.5~2万円


3. 施工時のチェックポイント

  1. 隙間・ジョイント部のシーリング
    遮音材と既存下地の間に隙間があると音漏れの原因に。シーリング材でしっかり埋めましょう。

  2. 床と壁の立ち上がり部
    床防振マットは壁際に少し隙間を開け、後からコーキングで気密化すると効率的。

  3. 換気経路の配慮
    完全密閉すると結露や換気不足に。吸音パネルを一部開口型にするか、別途換気計画を。


4. DIY vs プロ施工の使い分け

方式 DIY向き プロ推奨
吸音パネル 製品を貼るだけの簡易施工 大面積・高所設置時
床防音 置くだけフローリング+防振マット 下地補強や根太交換を伴う本格防音
壁防音 市販の遮音シート+既存ボードの上貼り 二重下地・ボード厚増しなど複合工法

まとめ—防音・吸音で快適な室内環境を手に入れよう!

  1. 防音は「音を遮る」、吸音は「音を吸収する」と理解

  2. 壁・床・天井それぞれに最適な工法を選ぶ

  3. 隙間対策換気計画を忘れずに

  4. DIYで手軽に、プロ施工で本格的に使い分け

レアツェブ合同会社では、防音・吸音リフォームのプランニングから施工まで一貫サポート。音のストレスを解消し、家族みんながくつろげる空間づくりをお手伝いいたします!
次回の第9回もお楽しみに!

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